2009年1月アーカイブ

会員の皆様へ(2009年1月)

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新年あけましておめでとうございます。
会員の皆様には、健やかにお正月をお迎えのこととお慶び申し上げます。
年明けからの空模様は、2009年の幕開けを象徴するような天候となり、冷え込みは一段と厳しくなって参りましたが、この先行きを考えながら、ゆっくり休養されましたでしょうか。

昨年は、設立間もない当会の運営にご参加とご支援を頂き、厚くお礼を申し上げますと共に、新しい年の門出にあたりご挨拶を申し上げます。

昨年9月の米国に端を発した金融危機は、世界経済の急激な減速を招き、日本においても急速に景気の悪化が進行する懸念は雇用不安に始まり、厳しい状況の下で新年を迎えています。 反面、このような経済情勢は、低炭素社会に向けての追い風となり、有害化学物質に感受性の高い人々にとっては、僅かながらも変革を期待できる方向となることも考えられます。

2009年、京都カナリヤ会は「環境汚染の予防啓発」と共に「被害の実態に関わる支援活動」として「空気汚染の発生現場の感査と予防対策」に重点を置いた活動を考えております。 そのためにも、交流会の充実と行政の担当窓口や医療・研究機関など関連団体への協力依頼等のネットワークの構築が先決です。

設立年度の第一目標「危機を広く報知する」活動は、おかげさまで全国的な共鳴を得ました。 昨年末にご案内しました「京都カナリヤ会のシンボルマーク」は「地球を見守るカナリヤ」です。 そして、会報2号の表紙は、「宇宙に浮かぶ地球上で凛と生息するカナリヤ」と「カナリヤが見守る雪の中のケミレスタウン」です。凍りつく厳しい世相も一緒にイメージしました。

社会・経済全体が、厳しい時期にこそ、変革が生まれる、という希望も託しています。

化学物質による生態系や人体への影響が、次第に顕著となってきたのは、数十年前、日本の高度経済成長期に起きた公害の発生に端を発し、石炭から石油へと代わって、生産も人々の暮らしもエネルギーから生活用品まで、炭素資源を使用することによって、便利で快適な現在の生活に至る近代社会を作り上げてきたことが要因ではないかと考えられています。

一昨年5月のレイチエル・カーソン生誕100年記念行事への参加から『沈黙の春』に出会い「今まさに現実」の閃めきを得て、昨年3月の「京都カナリヤ会」の結成に至った経緯と、その後に次々と発生した有害化学剤の問題を考えますと、やはり「危機を察知するカナリヤの直感」が、原動力であったと思います。 21世紀に入って地球温暖化という国境のない地球規模の問題に遭遇して、世界中の国々で、CO2削減に向けて努力しています。化石資源の枯渇と未来世代に負の遺産を残す社会のあり方が問われている歴史的な転換期であるとして、日本でも国を上げて市民活動でも広く取り組みがなされていますが、有害化学物質の削減に関しての国の対策は出ておりません。

これまでの対応から鑑みて、問題が起こってからでなければ対応しないのが日本の実態です。 しかし、環境先進国は確実に有害化学物質への対策をとっているのです。 その違いは、個を重んじる国の、人間一人ひとりの意識の高さによるものとも考えられます。 (京都カナリヤ会の願いは、ここにあるのです)

地球温暖化の問題と共に、有害物質削減に対する社会の認識を高めるよう邁進する所存です。
本年も、京都カナリヤ会の活動は、シンボルマークに託したカナリヤの使命を全うできるよう、身近で、親頼できる「有害物質SOS」受信局を目指して、スタッフ一同努力してまいります。
引き続きより一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

京都カナリヤ会

京都カナリヤ会のWebサイト

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