2011年1月アーカイブ

会報6号発送、編集後記

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会報6号は、私たちの歩みと、卯年に因んでピーターラビットとその作者であり環境保護運動の創始者でもあるビアトリクス・ポターの生涯に学ぶ情景を載せてお届けします。

慌ただしく過ぎ去った設立からの3 年間の軌跡を辿ると、暮らしの中で発生する化学汚染の危機を知らせ予防活動を行うという趣旨を拠り所としつつも、賛同者であっても痛み・苦しみの実体験が無ければ問題への理解が困難であることや、会員が集う事務局の拠点も2 度の移転をするなど、前途は多難です。しかし、痛みが分かる者への様々な試練が及ぶ一方、真相を見る眼を持った医師や弁護士、マスコミ記者、研究者、行政職員の方々に出会うことができました。カナリヤの声は確実に拡がってきています。

2011年1月 カナリヤの視点

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「蓄積する化学汚染と見えない人権侵害」

 日弁連の決議と提言から7年が経過し、国の対策の一つとして、ようやくエコチル調査が始まりました。しかし、10数年先の調査結果が出るまで、現状の被害対策は実施されないのではないかという懸念があります。

 近年、「化学汚染」という表現は「環境汚染」に置き換わり、環境問題のテーマは「地球温暖化」から「生物多様性」等に変わりながら拡大してきました。昨年、クマなどの野生動物が繁茂に出没して作物を漁るなどの異変が各地で報じられたことは記憶に新しいところです。
一方で、ヒト社会においても、こどもへの虐待、所在不明の高齢者、証拠改ざんや隠滅、増え続ける化学弱者など、様々な異変が生じています。
         
 見えない空気汚染に曝され続けて、健康を損ねている原因に気付いたとしても、証拠や因果関係を詳らかにすることは容易ではありません。外的損傷を伴わない健康被害の実態は見えにくく、空気汚染による苦痛に声を上げれば、異端者のレッテルを貼られて更に追い詰められるなど、被害者には安心して呼吸ができる居場所がありません。

 21世紀の最初の10年も、因果関係の証のない空気汚染問題に対して司法の壁は厚く、被害者は泣き寝入りするほかありませんでした。

 ようやく、昨年6月、タバコ問題は「空気汚染と人権侵害」であるとして、痛みを理解する弁護士の提言により、第二東京弁護士会人権擁護委員会において「受動喫煙防止部会」が設立されました。続いて10月に提言した「タバコの規制、 少なくとも薬事法適用を」は 国会でも現在議論されています。

 「化学汚染と次世代へのリスク」を考えれば、国をあげて早急に取り組むべき問題です。

 2011年、京都弁護士会環境保全委員会に化学物質部会が設置されました。

 見えない空気汚染による被害の救済は、法制度と因果関係の立証を可能にする処方に懸かっています。

京都新聞に掲載されました。

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管理徹底、受動喫煙なし 京都カナリヤ会が4施設公表

 受動喫煙を防ぐなどの配慮で「安息できるきれいな空気」も提供している京都市内の施設を、
「京都カナリヤ会」(下京区)が推薦と現地調査を基に認定、4カ所の施設名を公表した。

■店舗など民間が優勢

施設は、
▽全室を禁煙にしている「京都ガーデンホテル」(中京区)
▽喫茶・レストラン「リプトン三条本店」(同)
▽地域住民が集う「まちの学び舎ハルハウス(北区)」
▽中華料理店「美齢(めいりん)」(上京区)。  
国立施設も1カ所選んだが、施設が公表を辞退した。

 会に寄せられた情報を参考に公共施設など52カ所を会員が巡回し、喫煙所や、化学物質が多く含まれる洗面所の芳香剤の設置状況を調べた。多くの公共施設は分煙に取り組んでいたが、建物内の喫煙場所から煙が漏れる例が多く、店舗など民間施設の方が管理が徹底されていた。
 選ばれた京都ガーデンホテルの宮川佳三専務は「とても光栄。今後も会の意見を参考にきれいな空気を目指し、利用者がくつろげる空間づくりにつなげたい」と話した。

 推薦の募集は今後も続け、認定施設名を会のホームページに順次加える。
京都カナリヤ会ファックス075(344)0465。
 

【 2011年01月06日 13時10分 】 京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20110106000077

京都弁護士会に化学物質部会が設置されます

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京都弁護士会へ要望「化学物質部会の設置願いについて」

昨年11月まで、当会相談役弁護士の意見と指導を授かり、京都弁護士会への申請が実現しました。
被害者の人権擁護を第一の目標とする内容の化学物質部会の設置を要望しました。

☆新年、早々に
「京都弁護士会環境保全委員会に化学物質部会を設置することが 承認されました」と担当弁護士からお知らせを戴きました。

化学汚染と見えない人権侵害 --- 日弁連の決議と提言から7年が経過して

1月15日発行予定の当会会報6号には、身のまわりで放散・飛散している、避けることが難しい物質 ~タバコ(受動喫煙)、農薬、揮発溶剤、香料など~ の被害の実態と救済への展望について掲載しています。

新年のご挨拶

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会員の皆様、ご支援を戴いています皆様には、お健やかに

新しい年をお迎えのこととお慶びを申し上げます。

2011年、京都カナリヤ会は設立から4年目を迎えます。

 

昨年末から会報6号の編集に当たり、ようやく予定どおり

お届けできる運びとなりました。

 

内容は、下記にご案内申し上げます。ご期待下さい。

 

 本年が良い年なりますように、皆さま方のご健勝を願って

新年のご挨拶を申し上げます。 

 

 

    会報6号 2011年1月15日発行

<目次>  

1

ご挨拶・総会のお知らせ

P.2

2

活動報告 要望書・特別講座・「きれいな空気」啓発キャ

                                                         ンペーン・ラジオ講座

P.3P.4

3

特別寄稿1「化学物質汚染の被害者の苦悩と展望」 

                   弁護士   池田直樹

特別寄稿2「発達障害と化学物質」 医学博士 渡部和男

P.5P.8

4

講演抄録「電磁波について、今、何が問題か?

                                                  電磁環境 研究所 荻野晃也

P.8P.16

 

ラジオ講座 抄録「カナリヤが安息できる空気とは」

                                    ~ 室内空気質の安全と対策~ 

              ① 近畿大学医学部講師   東 賢一

        ② 京都大学名誉教授    内山巌男

    ③京都大学基礎物理学研究所准教授   村瀬雅俊

P.16P.28

「きれいな空気の施設」表彰と発表 公共的施設の巡回

                       記録

P.29P.31

ネットワーク紹介  子育てネットワーク京都

                    鮎の会例会

P.32P.33

化学物質問題情報「寝屋川廃プラ裁判]

                                                       「エコチル調査」ほか

P.33P.36

有害物質SOS     ①香料アレルギーの赤ちゃん 

                              ②近隣からタバコの被害

P.36P.37

10

会員便り紹介 ①希望の春に ②瀬戸の島にも排プラ公害?                                                                  ③施設巡回同行記

P.38P.40

11

タバコ問題関連ニュース タバコ規制と法 

                                             京都禁煙推進研究会署名開始

P.40P.42

12

お知らせ  寄付金受領・ 受動喫煙防止署名用紙同封

             ・きれいな空気の施設推薦

P.42

13

カナリヤの視点  編集後記

P.43