2012年1月アーカイブ

喫煙、4割減を目標 厚労省案

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 喫煙、4割減を目標 厚労省案、がん対策の柱に

 (2012123日  朝日新聞)

 

国や地方自治体のがん対策の今後5年間の基本となる厚生労働省の次期計画案に、喫煙率削減の数値目標が初めて明記される。喫煙者を4割近く減らす目標になる見通しだ。厚労省は、現計画に盛り込めなかった喫煙率削減をがん対策の柱の一つにしたい考え。拠点病院の見直しなどとともに2月1日、専門家や患者で構成する協議会に示す。

ガンの原因図.jpg

がん対策推進基本計画の案で、がん対策基本法に基づいて厚労相が作る。次期計画案では、習慣的に喫煙している成人のうち、「やめたい」と思っている全員が禁煙した状態の喫煙率を目標値とする。具体的な数値は近く公表される国民健康・栄養調査2010年版を基に計算する。09年に約35%だったやめたい人の割合は、10年はたばこの大幅値上げの影響で4割近くに達する見通し。


計画は閣議決定され、国や自治体は目標達成の施策が義務づけられる。国は、たばこの健康被害を防ぐための国際条約に従い、全面禁煙か喫煙室以外を禁煙とする事業所の割合を現在の64%から100%にすることを目指す。たばこのさらなる値上げや公の場や職場での禁煙の法制化、たばこの広告規制や禁煙補助剤の保険適用の拡大なども検討される可能性がある。

 

会報8号ウェブ版をアップしました

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ウェブサイト版では、昨年1015日~16日に開催された京都大学国際フォ―ラムへお招き下さった村瀬雅俊先生の講演抄録にリンクしています。

                        (5ページに案内)

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「曼荼羅」と、音楽家ツトム・ヤマシタ氏の音楽とメッセージが奏でる会場で、昨年秋の当会のラジオ講座で語って頂きました村瀬先生の「シックハウス症候群-発症10年の体験から生まれた希望」に重ねて、聴き入りました。

 2日間の受講で、3.11からの復興・再生に向かう日本にとって今、求められている「知の統合」を知ることができました。


会報8号を発行しました

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間もなくお手元に届く予定です。

会報8号では、設立から5年目を迎えて、改めて

「有害物質から環境と健康を守る」指針と化学物質と放射性物質、タバコとアスベストなど、その相互作用による健康影響を特集しています。

2012年、再生に向かう日本は市民が立ち上がる転換期 と捉え、表紙は勢いよく吹き上げる「真水」の情景を載せて復興を祈願しました。

 

*表紙の写真は山室真澄教授の撮影による富士五湖より提供して頂きました。

2012 1月 カナリヤの視点

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私たちは今、発ガン物質の海に生きている。

3.11以降、日本列島全体が多かれ少なかれ放射能に覆われ、
人々は不安の中で暮らしている。

自然災害は繰り返し被害の爪痕を残すが、一過性のもの。
一方、人災~放射能~は持続的に被害をもたらす。

【原発事故】・・・人間を含むあらゆる生物と自然環境に、
           破滅的な影響をもたらしたのは誰か。

今回の原発事故が発生しなければ、私たちは日本に原発が54機も設置されていたことやそのリスクについて無知だっただろう。2度も原爆を投下された国の民として、為政者はもとより、学術団体・科学者は一体何をしていたのか、50年余りに亘ってどのような経緯で原発が導入されたのかを検証しなければ、日本の本当の夜明けは来ない。

【平気でウソをつく人たち】 と、リスクにどう向き合うか。

原発の「安全神話」が崩壊し、政府や専門家への信頼が揺らぎ、原子力技術に対する視線は厳しくなった。放射線被曝の不安の中で、市民自らによる放射線量の測定活動や、原発廃止のデモ・署名活動が全国に広がった。
この危機を乗り超えるためには、被災現場で専門家と市民が連携できるような科学技術を導入する必要がある。

今回の原発事故から出た大きな犠牲によって、市民が目覚め、民主主義が育ち、「市民社会に春」を予感させる新しい方向性が見えている。
しかし、【放射性物質にも劣らない有害化学物質や煙草の危険性】については叫ばれていない。放射性物質と化学物質は、暴露、有害性、症状、除染等に関して類似項が多く、ほぼ同様の対処が望ましい。

原発事故の影響は空間的、時間的に長大で、地球と生物にもたらす損失は計り知れない。他方、津波で流された農薬等の化学薬剤も目に見えない放射性物質と同様、気流や海流に乗って拡散し、長い年月、消えることがない。
 
近年、世界で多発している自然災害やテロの脅威は、我々の身近にも迫っている問題であり、また、そこに介在する放射性物質・化学物質の危険性と相互作用を考えれば、これらの対策は並行して取り組むべき課題である。
市民がこの危機を知って行動する時、「化学物質弱者にも春」の到来が期待できよう。

2011年、当会はラジオ講座で 「地球と生命について~水から環境を考える~」を制作・放送した。講師の山室真澄教授は"水から"は、"自ら" 考えるという意味を掛けていると話し下記のように論を展開された。

地球環境を破壊する有害化学物質、放射性物質など、ヒトの活動による環境汚染物質の排出量を抑える社会への転換に向けて、排出規制、浄化技術など科学技術が重要である。同時に、自然環境の再生に必要なことは、温故知新、つまり、原点に立ち返って市民と科学者・研究者、国と自治体が充分な科学的思考と手法に基づき合意形成を行うこと。また環境教育を見直し、人々の暮らし方についても、市民が真実を知るよう努め環境意識を高めることが必要である。

私たちは、今後のテキストとして、「沈黙の春」と共に、欧州環境庁編の14の事例から学ぶ予防原則『レイト・レッスンズ』で学び、広める。




レイチェル・カーソン『沈黙の春』より

命あるものをこんなひどい目にあわす行為を黙認しておきながら、人間として胸の張れるものはどこにいるであろう?                     
――事態はいまやきわめて複雑だ。さまざまな形態の放射線や、あとをたつことなくつくり出されてくる化学薬品の流れ、この先どうなるのか、見通すこともできない。直接、間接的に、個別的、集合的に押し寄せる化学薬品――
私たちの世界は化学物質の波をかぶってずぶぬれだ。私たちが身の回りにまき散らしている化学薬品には染色体を打ち壊すだけの力が潜んでいる。放射線や、放射線と同じような性質の化学物質に身をさらすと、たいてい白血病にかかる。ストロンチウム90と同じように、特に骨髄に引き寄せられるものがある。殺虫剤の溶剤に使われるベンゼンは、骨髄にたまり、20か月たっても消え去らない。
突然変異誘発物で癌の原因となるものには、ほかにウレタンがある。ウレタン系の化合物が胎内で胎児に影響を及ぼし、腫瘍ができることがある。カーバメイト系であるウレタンは、除草剤IPCやCIPCに近い。カーバメイトは,殺虫剤、除草剤、殺菌剤に広く使われ、ほかにもいろいろな可塑剤、薬品、衣類、断熱材などにも入っている。
物理的因子と化学的因子が相互に作用しあうこともある。

1月の学習会

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1月 学習会のご案内

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8回 京都・環境教育ミーティング (京エコロジーセンター主催)

 

日時 平成24121() 930分~17

場所 龍谷大学 深草キャンパス 2号館12

 

*会報8号 化学物質問題~不用農薬の調査回収~の寄稿を頂きました木下知巳氏が、同じ演題で講演されます。(14時~1430)

 

案内より:このミーティングは,環境教育に携わる人々が,様々な事例紹介・ワークショップ・交流を織り交ぜた「京都スタイル」で行います。お好きな発表を選んでいただけます。(:申し込み)

 

詳細は http://www.miyako-eco.jp/

 

問合せ先:京エコロジーセンター(木曜休館)

612-0031 京都市伏見区深草池ノ内町13 

TEL 075-641-0911 FAX 075-641-0912


申込:FAXもしくは下記の「申込フォーム」にてお申込ください。

※ただし、定員になり次第締め切らせていただきます。

新年のご挨拶

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2012年あけましておめでとうございます。

会員の皆さま、ご支援を頂いています皆様にはお健やかに新年をお迎えのことと存じます。

昨年3月、東日本を襲った大災害で避難所生活を余儀なくされている方々、秋には紀伊半島に台風と大洪水が押し迫り、被災された方々、其々のことを想うばかりですが、せめて暖かく過ごせますようにと無事を願って年頭のご挨拶を申し上げます。

会報8号は115日発行の予定で制作を進めています。お手元には18日頃にお届けの予定です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

京都カナリヤ会

京都カナリヤ会のWebサイト

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