2012年3月アーカイブ

京都弁護士会-化学物質部会

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 312日(月)京都弁護士会-化学物質部会-学習会へ

  「受動喫煙被害の法的対応」について

 

 昨年、京都弁護士会の環境委員会に化学物質部会が開設され、第一回の学習会に続いて、第2回は「受動喫煙被害の法的対応」を開催します、と当会にオブザーバーで参加の案内を頂きましたので出席しました。

  

  講師は、東京第二弁護士会-人権擁護委員会-受動喫煙部会-部会長の

岡本光樹 弁護士が招かれ、これまで関わってこられた受動喫煙事件の相談、依頼、着手の事例と判例から取り組み方と今後の方向を示唆されました。

  職場の受動喫煙の問題は減少傾向にあるが、住宅における受動喫煙の被害は難題であり、今後の対策を模索中であると聴きました。

 

 受動喫煙症から化学物質過敏症に進行する被害も出ているが、必ずしもこの症名ではなくても、喘息、気管支炎、肺炎の診断により受動喫煙との因果関係の証明として認めた判例が紹介されました。

 

北野天神P1440767.jpg 弁護士P1440461.jpg

 

 

 

 

 

 

 

最後に、オブザーバーとして、提言しました。

 

化学物質による健康被害を伝える団体が全国に数ある中で、受動喫煙問題に取り組んでいる市民団体は当会のみと見受けています

 

化学物質過敏症と診断されたと言う人でも、多種化学物質の複合毒物であるタバコの煙に対する感度が高くない人もいます。

 

有害化学物質による健康被害は「過敏症」ではなく「ある物質による中毒の症状」が妥当であると私たちは提起してきました。

 

生活の大半を過ごす住宅の居室に侵入するタバコの煙や残留煙は避けることのできない苦痛を伴う被害であり、不法侵入に該当するのではないか。

法的な対策を検討して下さるよう救済策を切望しています。

受動喫煙の被害は、がん対策、医療費対策上でも逼迫している問題です。

 

 終了後の懇親会にもお誘いを頂き、禁煙の海鮮料理店へ同行しました。

 

岡本光樹 弁護士を囲んで、受動喫煙の被害に関心を寄せて下さる若く凛々しい弁護士や熟練弁護士さん方の今後の取り組みに期待をこめて、顔合わせと情報交換の機会を得ました。

 

 岡本弁護士から「一度お目にかかりたいと思っていました」と光栄なお言葉を頂きました。とても頼もしく、出会えて幸いでした。

 

 また、この料理店は満席でしたが、鮮度と味はもちろん、タバコ臭ほか揮発性物質の痛みを受けることなく過ごせる場所として推薦できるレベルであることも確認しました。

 

 

 

東風吹かば、、梅の花

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33日 まもなく東日本大震災から1年を迎えます。

 

梅の花が咲き初める北野天満宮で復興と被災地の人々の無事を祈りました。

遠く離れて避難生活をされている方々はご家族と住みなれた家を想い出しておられることでしょう。避難先での暮らしも安らぐことのない日々を察して心が痛みます。

 

 東風(こち)吹かば にほい起こせよ 梅の花 あるじ無しとて 春を忘るな

 

平安初期、菅原道真は九州大宰府に出発する前に自宅の梅の木を眺めて...

 

 春の風が吹いたら咲いて白梅天神P1440652.jpg

香りを届けておくれ、梅の花よ、主人が居なくなっても春を忘れるな と詠み、

 

自宅から出ていく際には...

紅梅P1440975.jpg 

 

「君が住む 宿の梢を 行く行くも 隠るるまでに かえり見しやは」

 

(君が住んでいる家の立木を道すがら隠れて見えなくなるまで振り返って見ていました。)...と詠んだそうです。

 

 今も昔も、天災地変のほかに誹謗中傷・陰謀の災難で追われる人の世は変わらず、無念のうちに流された吟魂から深い悲しみがこみ上げてきます。

 

 

 <北野天満宮と菅原道真>

 

 学者の家に生まれた菅原道真は幼少より聡明で長じて優秀な役人となったが、右大臣にまで出世したことを疎まれ、冤罪で九州大宰府に流された2年後、再び京都に戻ることなく失意のうちに59歳で病死した。

 

 この直後から数年間に、冤罪事件の首謀者が次々と急死し、全国的に干ばつや日照りなどで不作が続き、疫病が蔓延するという奇妙な出来事が続出した。

 更に御所宮殿へ落雷した致命的な出来事によって、これは道真の怨霊と恐れ崇められ、道真は天神社に祀られることになった。

 

 道真は皮膚病と脚気の持病があったと伝えられている。 

 

 (参考)北山茂夫「日本の歴史4 平安京」