2017年3月アーカイブ

春は名のみの 風の寒さや

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 3月も末近くなって、また冷え込みが続く日に、

国有地の売却疑惑に関する国会の証人喚問が、23日(木)の午後にテレビで中継されると知って、これはパソコンのネット動画ではなくテレビを見なければと泊りがけで出かけました。 

 もう10年近くテレビを保有せず、ネットとラジオのニュースで充分なのですが、今回はその全容を知るために視聴しました。

それは、まるでテレビドラマを見ているようでした。証人も質問する議員も、タレントというより名優のように見えました。そのセリフ、その表情から、すべてが伝わってきます。

 「トカゲのしっぽ切り」に始まる証言と質疑応答の場面では、「同じ穴の貉(むじな)」が仲間割れの様相から、世間を欺いて利を得ていたのは、どちらが狸か兎か、カチカチ山やグリム童話を連想する内容もありました。

 しかし、これは寓話ではない。単に贈収賄の疑獄とは異なる権力乱用疑惑の事件ではないかと察したが、事件が露見したために、揉み消しに躍起のような、あきれた事態が起きていることを、視聴者はどのようの受け止めたか。国民の知らないところで起きている今回のような疑惑と事実は、偶々、発覚した氷山の一角かも知れない。   なぜ、このようなことができるのか。

 真相を解明する証拠がなければ、真実は「藪の中」で葬られる。

「トカゲの尻尾切り」とは、  (参考:全辞書検索 JLogos・コトバンク)

トカゲが危機に瀕した時に、自ら尻尾を切除し外敵から逃れる行動のこと。人間の組織で不祥事などが露見したとき、上位の者が下位の関係者に責任をかぶせて逃れること。    政界の汚職事件では、相変わらずとかげの尻尾切りで大物はなかなか捕まらない。     (不祥事=関係者にとって不都合な事件、事柄) 

異常気象だけではない、日本の春。

証人喚問の中継を見終えて、閃いたのは、「早春賦」の歌詞です。

~春は名のみの風の寒さや 谷のうぐいす歌は思えど 時にあらずと 声もたてず~

暦の上では春になったといっても それは名ばかりでまだまた風は冷たく寒い。谷で冬を越した鴬も里で「春が来た」と告げようとするが、寒くて「まだその時ではないか」と、声を潜めている。1913年発表の吉丸一昌作詞、中田章作曲による名歌曲)より。

 そして、先日の初夏のように暖かかった春分の日の帰路で見かけた黄色い花を思い出しました。ハート型の葉を3枚つけた可憐な花を見て、同行者はクローバーかと言っていましたが、調べてみると「輝く心」という花言葉がついた「カタバミ」でした。

今、私たちに必要なことは、解毒力と生命力を備え、真実を写す鏡を磨くカタバミの花のように生きることであると感じ入りました。

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カタバミは世界中に分布する植物で、日本では道端や庭、畑など地面を這って自生している。地下に球根を持ち、さらにその下に大根のような根を下ろし、匍匐茎をよく伸ばして地表に広がる。

このため繁殖が早く根が深いので駆除に困る雑草であるが、カタバミは生薬として消炎、解毒、下痢止め作用のほか、真鍮の鏡や仏具を磨くために用いられたので、別名「鏡草」とも呼ばれ「輝く心」という花言葉がつけられている。(wikipedia)

アーモンドの花咲く島へ

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 優れた抗酸化食品として注目されているアーモンドについて、

「生命の木」とも言われる樹と、実(種)をつける花を見に出かけました。

アーモンドの花は、バラ科のサクラ属の落葉高木である。

アーモンドは、古代から珍重された食べ物で、原産はアジア西南部。現在では南ヨーロッパ、アメリカ合衆国、オーストラリアなどで栽培されており、米国カリフォルニア州が最大の産地である。日本では小豆島などで栽培されている。Wikipediaより)

アーモンドを加工販売する神戸市の会社が、東灘区の工場敷地内にアーモンドの木を植えていて、毎年3月の開花期に一般の人も入場できるフェスティバルを開いていると聞いていました。                      

DSCN2034S.jpg その案内によれば、            

東洋ナッツ食品社の庭園内には早咲きと遅咲きが約60本あり、3月中旬から下旬にかけて白色や淡いピンク色の花を楽しめる約6種のアーモンドを植えています。アーモンドフェスティバルは1986年から毎年3月に開催して28回目です。

今年こそ行ってみたいと、快晴の320日(土)に出かけました。最高気温は 17度の予報通り、朝から暖かく昼前の出発時には陽ざしが強く、白いブラウスとベストだけで暑くも寒くもない最高の天気でした。

 阪神電車で深江駅下車、人口島までバスで送り迎えしてくれる案内ですが、駅前からバス停まで長蛇の列が続いて、乗車まで30分待ちという人出に驚きました。

しかし、長時間の行列にも、喫煙や大声もなく整然と並んで待つ人々を見て、阪神淡路大震災の激震地域であったこの地で、命からがら助かった人々が、じっと救援を待っていた姿を想うと、人も景観もすべてが愛おしく感じられました。

バスに10分ほど乗って、大きな橋を渡ると工場団地のような景色になり、着いたところでもまた、門前まで長蛇の列に並びました。休日で車の通行も工場の操業も少ないのに、目、鼻、喉がヒリヒリするのは臨海地で快晴の陽ざしとなれば、光化学オキシダントの発生かと察する空気質でした。        

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塀の外まで溢れる淡いピンクのアーモンドの花は、桜とよく似ていると見ながら10分ほど並んで入場すると、お土産にアーモンドの種を配ってくれました。  

アーモンド種S.jpgようやく場内に入って
アーモンドS.jpg試食品や製品の販売に行列で人がいっぱいの中、背の高い樹に咲き誇る満開のアーモンドの花と咲きの蕾を見つめて歩くと、大きな木の下に座って花見を楽しむ人で溢れる活気を感じました。

震災から22年間、毎年、アーモンドの樹は春を告げる希望の花を咲かせて、地元の人々の心の拠り所となっているような賑わいでした。

 ゴッホは1890年に長男が生まれた時、新しい生命の象徴として制作したという油絵『花咲くアーモンドの木の枝』の青い空を背景に白い花をつけた絵を思い出しながら、一粒の種から大木に育ってたくさんの花を咲かせ実をつける生命力に感歎しました。

感心したことは、駅からの道中も喫煙者に遭わず、会場内も禁煙案内が行き届いていて大勢のスタッフとガードマンの配備で無料バスの送迎も丁寧なことでした。

 筆者は、ナッツ類や乾燥果実など好物の中でもアーモンドは毎食後に欠かさず食べています。アーモンドの成分をあらためて確認すると、やっぱり、自身の体が必要としていた栄養素が豊富であることが解りました。

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    アーモンドの効果  

「摂取量」=12023粒くらいが目安

アーモンドの代表的な栄養素「ビタミンE」は、

活性酸素による体細胞や血管の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、老化の予防やAGEsの排出に役立つ。

アーモンドの脂質の約70%がオレイン酸である。一価不飽和脂肪酸のオレイン酸で、善玉コレステロールを維持し悪玉コレステロールを制御し酸化させない働きがあるポリフェノールを多く含んでいる。

有害物質やコレステロールを吸収し抑制する作用がある。

食物繊維=豊富な不溶性食物繊維で腸内環境を整え、有害物質や余分な脂肪を抑制、排出する。                                         アーモンドに含まれるミネラル=カルシウム 鉄 リン カリウム マグネシウム 亜鉛

 即効ではありませんが、そうかなと思いつつ、体験では日常的にアーモンドを摂取し始めて5年を経ても、食事の改善も効果なく、LDL(悪玉)コレステロール値が高く変わらないのは、長年に亘る長時間の受動喫煙による影響と察しています。

副流煙や残留ガス成分のニコチンやタール、ベンゼンなどの有害物質は、肝臓で解毒されるのですが、長期・長時間の受動喫煙によって、これらが肝臓内に滞留する時間が長くなると深刻な肝機能障害に至り、脂質代謝にかかわるリポ蛋白リパーゼなどの酵素が不活性化されるためと考えられます。


タバコは恐怖の化学物質兵器

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「日本人だけが知らないタバコの真実 」

20104月、当会の設立2周年記念の講演会で、京都府立医大講師であった

故 繁田正子氏が講演して下さった演題です。(会報5号掲載)

当日は、繁田先生の監修によるリーフレット「タバコは恐怖の化学物質兵器」を参加者に配布しました。(京都医禁煙推進研究会発行)

それから7年目の今年3月、         

タバコ化学兵器.jpg

このリーフレットを大量に注文できるかと大阪の会員から問い合わせがありました。

この会員が、偶々、退職された校長先生にお見せしたところ、「これは知らなかった」と関心を示されたので、コピーを渡した。その後、あのリーフレットを使って中学生に向けた啓発をしたいので、手に入れたいと依頼があり、発注はどこにという連絡でした。

それはとてもありがたいことですと、連絡先を伝えました。暫くして、刷新版をたくさん届けて戴いたとの喜びの便りに心強く思いました。

この会員は、これまでの会報を全て保管していて、何か疑問の時に開いて読むことにしており、今回も、化学物質で調子が悪くなるってどんな症状かと訪ねて来られた時に、会報5号掲載の講演録もコピーして差し上げたとのことでした。

禁煙活動に全力を尽くされた繁田先生が、57歳で永眠されてから3年目の春に、新たな芽が出て繋がりました。「タバコの真実」が全国に広がって「タバコのない日本」が実現するように咲かせましょう。

厚労省受動喫煙対策案に賛同署名

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熊本禁煙推進フオーラムの高野副理事長から、受動喫煙防止強化厚労省原案に賛同の署名募集について、お知らせをいただきました。                              

受動喫煙ロゴマーク小.jpg                       ネット署名のサイトは以下です。                                              https://goo.gl/q6ueYL                         

       受動喫煙対策を強化して救える命を救う!会

私たちは受動喫煙防止対策-厚生労働省の原案に賛同します。

        賛同:日本肺がん患者連絡会/日本禁煙学会

    受動喫煙対策:厚生労働省の原案に賛同署名用紙は下記のサイトから              ダウンロードできます。  http://www.jstc.or.jp/ 

署名サイト https://goo.gl/q6ueYL では、画像がでないことがあります。その場合は、受動喫煙対策を強化して救える命を救う!会 で検索お願いします。

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「厚労省の受動喫煙対策は、業界とタバコ議員の猛反対で後退か」との報道が出ているとおり、今回の事態は、厚生労働省が受動喫煙対策強化のため健康増進法改正案を今国会へ提出する直前に起きている緊急問題です。

 当会の見解は、

他人が出す毒煙を吸わされる受動喫煙によって年間15,000人が死亡している。  受動喫煙の被害者は、非受動喫煙者に比べて、肺がんの罹患率が1.3倍となる。 そして、喫煙者のタバコ要因による死亡数は年間13万人である。

 この深刻な現実に向き合い、産業界のため、五輪開催のための対策より先に、     「屋内は全面禁煙」に、「国民の健康を第一」に考えるべきであるというものです。

 報道によれば、

 昨年10月に厚労省がまとめた原案は、学校・病院が敷地内全面禁煙、官公庁などは建物内禁煙、飲食店・オフィスなどは原則禁煙とし、喫煙室設置を認める内容であった。違反者には罰則を設けた。この対策で健康増進法改正案を今国会に提出すると見込まれていた。

 ところが、業界の猛反対と自民党の反対の声が続出で修正に向かい始めた。自民議員100人以上が日本たばこ産業(JT)から献金を受けている。全員が反対しているわけではなく、 飲食店内などを原則禁煙にするか否か、受動喫煙防止法案を巡って自民党内の意見が賛成と反対に割れている。これを受けて、厚労省は延べ床面積30平方メートル以下のバーやスナックなどの喫煙を認める案の検討に入った。原案でも飲食店の喫煙室設置を認めており、修正案でさらに緩めることになると報道されている。

2003年の健康増進法で受動喫煙防止が定められ、禁煙・分煙を進めたが、その後の法改正でも屋内全面禁煙は「義務」から「努力」規定へと格下げしてきた日本は、タバコ対策の後進国であると厚労省も公表している。

世界保健機関(WHO)は受動喫煙防止には、「屋内の全面禁煙」しかないと断言。分煙や喫煙室の効果も否定している。

嘘・偽装・隠蔽が蔓延する社会で

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政治は国民を映す鏡

居住社会の中で日常的に起きている現実は、国家社会の鏡でもある。

身に降りかかる災難と、その要因と背後に潜む大きな闇はどうすることもできずに、  人としての尊厳が葬られる。

 そして、年初のブログのとおり、予感は的中、

嘘・偽装・隠蔽・欺瞞が蔓延する社会で、現在の日本という国の本質が見えてきた。

同時に起きた隣国の事件も、独裁の恐怖が露わとなったが、見回せば、欧米も同じ方向に向かっているような異常な世界の動きが見てとれる。

 今年、115日発行の当会会報「カナリヤの視点」より、

有害物質による生活環境汚染という見えない暴力と組織的な隠匿が横行する社会は、基本的な規範が崩れ、正常と異常の垣根もなく嘘・偽装が蔓延る社会となって、人類は破滅に向かっているのかと憂慮に堪えない。

人間としての尊厳と安心して呼吸ができる社会を求めて、痛みを被った者が真実を記録し伝えることを続けよう。

生命の源である空気から異常を敏感に感じ取り生活環境を見守る市民の感受性が、次の世代の環境と健康を守り社会を動かす大きな力となる。

歴史に学び、全国各地で立ち上がることを呼びかけたい。

音信不通の会員からの連絡

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2月初旬の冷え込む日に、10か月ぶりに電話をかけてきてくれました。

2年ほど前からタバコに遣られて調子が悪くなって、その後、音信が途絶えていましたので、とても嬉しく、こちらからの問いかけが先になってしまいましたが、引っ越したので会報が転送されてきたという連絡でした。

半年前に引っ越して、また、この3月に引っ越すという近況でしたので、早速、翌々日に会って話しました。

一目で、皮膚と相の変化に驚きました。

1年半前に会った時とあまりにも変わっていて、働き盛りの30代なのに、くたびれ果てた様相から、筆者と同じように繰り返す受難に心が痛み、無力ながらも支援しなければと無事を祈りました。

2月末には、もう一人から8か月ぶりに電話で連絡がありました。

 がんと診断されて、急遽の手術から入院と通院で、1月末にようやく3か月に1回の検査になったと話す元気な声に喜ばしく聴き入りました。

 今年の会報18号でがん特集を掲載し、その内容がテレビで放映されることをファックスで連絡していましたが、「案内で見ました。食べ物に気をつけてがんばります」と快調な便りに、ほっとしました。

今年も暖房なしで-6年目の越冬

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 ちょうど、東日本大震災が起きた年からです。

3月11日、厳しい冷え込みの東北で、地震、津波そして原発事故に遭い、命からがら避難された被災者の生活を想うと、いても立っても居られなくて、唯一の足元用電気ストーブも使わずに過ごしました。

 そして、京都市内でも都心部の3階以上であれば、ダウンコートと室内用ブーツで、暖房なしでも越冬できることを体験しました。       

越冬防寒衣類S.jpg

外と同じ着衣ですが、綿とウールとダウンの重ね着で、就床時も首肩にダウンのケープで暖かく、しかし、タバコ燻しの侵入には対策なしでした。

隙間風がスース―通る室内でも、閉め切って外出して帰宅した時には、タバコ臭ほか揮発性物質などが蔓延していて、窓を開けっ放して60分程、換気扇を回して炊事・調理をする間に、手指が真っ赤に腫れあがり、凍傷のようになりますが、何とか越してきました。

窓を開けても、残留ガスは消えず、眼と喉の粘膜損傷痛に始まり、頭痛、咳、鼻汁、咽頭炎に続く苦痛ですが、窓を閉めると更に痛烈な症状となります。

特に、就床後はタバコほか燻煙・揮散剤の漏洩で咳が止まず、肺炎の痛みで朝まで眠れない日が続いた昨年は、年初からの咳3か月で背骨の激痛が続いて、受診すると圧迫骨折と診断されました。その後、足首骨の変形、膝骨損傷に至って歩行困難から回復に4か月かかりました。

そして、昨年末からは、タバコと農薬ニコチン、除菌剤、消毒剤の類の侵入に変化して、呼吸器障害に始まり、激しい頭痛、消化器ほか全身症状が続きました。

 さらに、今年の冬は2月半ばからの冷え込みが最も厳しく、無理かと考えましたが、夜間だけ2回ほど、足元に小さな電気ストーブをつけただけで過ごしました。

このような空気汚染と寒冷下でも、手も足も冷たくなくて、粗末な寝床でもすぐに温まって何とか凌げたのは、おそらく数年前からの食事の改善で、体温が少し上がったからではないかと考えています。

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京都カナリヤ会

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