2017年4月アーカイブ

入会面談と居住地訪問で確認

|

2月末に申し込みを受けて、書面で状況を理解し交信の後に実施しました。

小学校に通っていたお子さんが、自宅マンション敷地内の植栽に散布する農薬で調子が悪くなり、通学も難しくなって転居した。しかし、転居先でも、また農薬散布と長期間の大規模修繕工事が続いて、さらに悪化したので京都に転居してきたという子育て中の方です。 

書面には5年間の苦しみの経緯が、時系列でしっかりと記録されていました。

医療機関もあちこち受診して、関東の有名病院でも診断されず、どこにも相談するところがなく転居を繰り返したということが解りました。 

そして、                                             

 京都府は、このようなこどもを受け入れる学校の対応がとても良くできていて救われました。ようやく、通学できるところに落ち着いたけれど、農薬シーズンになると、また心配で、同じ境遇の人と情報交換ができればと入会を希望したとのことでした。

当会でも、4年前から通学できないこどもの問題に取り組み始めたところで、基本調査を兼ねた面談は居住地近くで行い、要因解明に向けて生活環境の空気質を感察することを了解いただき実施しました。

現地に赴く当日は、在来線の車中で広々とした田園地帯を走る景色を眺めて1時間余りを経過した頃から、眼、鼻、喉の痛みと頭痛も始まりました。そして、初めて降り立った最寄駅で、外に出た時はそれほどでもないかと確かめつつ、出迎えて下さった新入会者と会って予定の会場へ向かいました。

面談では、先に届けて頂いた子どもさんの症状発生記録を中心に、詳細を確認すると、要因は農薬散布だけではなく、転居先でも重ねてのマンション長期修繕工事ほか受動喫煙などが考えられました。さらに胎児期に遡ると、いくつもの要因が重なっていることが解ると話し合いました。

面談後に、居住地、学校など周辺を車で案内していただきました。

車に同乗して回る道中は、快晴の青空のもと一帯に農地が広がり、日曜日でも車も人も少なく、タバコ煙もない。

しかし、面談者は、眼がこわばり、鼻、喉、咽頭、肺の痛みと頭痛が強くなり、喉の粘膜が剥がれて咳と声がれがひどく発現しました。すると、新入会者は、ちょうど今、一斉に田んぼに除草剤ほか農薬を撒いていますから、農薬ですか、子どもが訴える症状も同じだと伝えてくれました。

自宅で日常的に同類の化合物を被っている来訪者が感知するレベルであり、通常、長時間を過ごす住宅や学校において良好な室内環境で生活できれば代謝できるようだと伝え、今後、子どもさんの調子が悪くなる要因の一つとして対策を考えましょうと約して終えました。

新たなスタート

|
 今年度の総会議案にて、世話人代表には田中美保が就任しました。前任の広瀬は会長(広域・総括担当)に就いて、次の世代に繋ぐことができました。

会報は18号を最終号として、今後はブログにて発信することになりましたが、紙面の情報を希望する会員の要望により、年2回の通信を計画しています。

2007年、身に迫る体験を共有し、化学物質による「体内汚染」の危険性を知らせなければと発起して以来、会の活動趣旨に自治体やマスコミの協力と、研究者の講演や会報への寄稿など多大なご厚意を得て、何が人体を蝕むのかを知る学習と啓発が実現しました。しかし、化学物質による健康障害は少数の発症者の問題として、空気汚染の被害が自身に及ばなければ理解を得ることは困難であり、排除の中で試行錯誤を繰り返してきました。

そして、私たちが声を上げて10年目に向き合っているのは、「脳汚染」「がん疾患」「こどもと高齢者の健康障害」の急増という現実です。

人は何も知らずに、タバコ、農薬、アスベスト、放射性物質はじめ、有害物質の複合被曝によって、命を縮めてきたことが瞭然としています。

この先は、さらに社会全体で早急に取り組むべき重要な問題として、微力ながらも現場からの声を発信します。


会報18号アップロードのお知らせ

|

多事多難で、会報18WEB版のご案内を忘れていました。

遅くなりましたが、ご高覧下されば幸いです。

紙面の会報を発行・発送後の1月末には、ネットワークの会や有識者の方々から、    支援と激励のお言葉を戴きました。

有害物質の健康被害に関る弁護士様から頂戴しました激励のメッセージも下記の とおり、お知らせします。

「見えない危険に対するカナリヤの役割が益々重要になってくることと思います。   諦めずに頑張りましょう」

タバコや農薬、アスベストや放射性物質などに曝され苦しむ全国の仲間で、その 気概を共有したいと思います。


京都のさくら満開時に曇雨天

|

今年は、46日頃から満開近しとなっていた桜の開花時期に、雨と曇りの予報が出て、週末には散ってしまう見込みとなり、49日(日)雨上がりの朝、予報を確認して同行者と出かけました。

一週間前に見た京都御苑の咲き初めのしだれ桜が満開の圧巻。見事な景観を眺めながら、持参した玄米弁当で昼食を済ませて苑内を回りました。

DSCN2552S.jpgDSCN2551S.jpg

御苑の桜はシダレザクラ・オオシマザクラ・ヤマザクラ、サトザクラ・ヤエベニシダレ、カスミザクラなど約1100本もあります。(環境省)

そして、やっぱり、北山の府立植物園の桜も見たいと急ぎました。

DSCN2576S.jpg                   府立植物園の桜は
DSCN2595S.jpgDSCN2601S.jpg

3月中旬のカンヒザクラから4月初旬のソメイヨシノとヤエベニシダレ、下旬のキクザクラまで130品種、約450本の桜が1カ月以上にわたり楽しめます。(植物園情報)

ここも満開の素晴らしい景観を心ゆくまで眺めて、東山へ向かいました。

岡崎の疎水周辺を歩いて、どこも見事な満開の美を満喫できましたが、やはり、曇り空の背景が残念でした。

DSCN2635S.jpg

DSCN2627S.jpg

りに、あの書画をもう一度見たいと市立美術館へ立ち寄りました。  

15分ほどの入には、5日前の痛い空気を感知せず、出かける前まで自宅で曝された空気との関連も確認。  

DSCN2642S.jpg岡崎通り側に美術館の庭園があり、ゆっくりと鑑賞できました。

今日は、道中でタバコにも遭わず、在宅中は止むことのない眼鼻喉の痛みや粘膜損傷の喉イガイガ咳も外に出ると治まって、声がれも頭痛もなく6時間余りを過ごせました。

過敏症児の入学~学校の対応は好転

|

役員会では、数年前から世話人の一人が産後間もなく親子で参加してくれていました。しかし、昨年から可愛い姿を見ることがなくなり、まだ幼稚園と思い込んでいました。                                                             

小学校入学式S.jpgこのほど、各地で小学校入学式のニュースを見て気が付き、

すぐに、連絡して確認しました。   

「そうなんです。明日、入学式ですが、わが子は農薬飛散でアナフィラキシーなど起こす心配事もあり不安でしたが、事前に学校の方から面談して下さって、10年前には考えられなかった対応にほっとしました」ということでした。                                    

10年近く、会の活動を続けてきて滅多にない改善された報告に「ありがたく心強いね」と共に喜び合いました。

翌日、早速、お祝いのプレゼントを郵送して無事に通学できることを祈りました。

お祝いが届いて子どもも大喜びとお礼の電話で、「入学式の会場の空気にも配慮して下さって、無事にスタートできました」と学校の先生方の取り組みに感謝していました。


会員に同行 京都市美術館へ

|

総会は欠席して申し訳ないが、書道の展覧会に出品したので、同行してほしいと大阪に住む会員から連絡があり、京都市美術館へ出かけました。

この会員は5年余り前にがんで手術した後、暫く止めていた書道を一昨年から始めたら元気が出てきたとの報告で、昨年も同行しました。      

岡崎辺りは桜が咲き始めて観光客で賑わう中、美術館DSCN2623S.jpgへ直行しました。

毎年、日本と中国の書画院が主催する合同展とのことで、それぞれの筆跡から発する書き手の感性と活力を感じて眺めてまわりました。その出品数は200を超えていて、素晴らしい作品に出合えました。

そして、会員の作品と対面して、「昨年より、レベルが上ったね」というと、とても嬉そうに顔をほころばせました   

「しかし、ここはかなり痛い空気だね。先ほどから眼も鼻も喉も痛くて、これは殺菌剤・防腐剤か。首から肩にかけて頭の後ろが痛い」と話しながら、次の会場に移ると、天井の換気ファンから吹き出す風が更に痛烈で耐え難く退場しました。

会員も、きついと言っていましたが、日常的に自宅に漏洩・侵入する有害物質が何であるかを知る体験もできたと、外に出て歩き始めて50メートル程で、また歩道喫煙に出遭い、もう桜見物も止めて地下鉄へ急ぎました。

来るときも、地下鉄東山駅からから数分間の道中で、歩行喫煙に3回も遭ったと話しながら、烏丸御池で降りて、ほっとできるベーカリー喫茶で休憩、話し込んでいたら、もう4時過ぎでした。                                        「ガンに負けないための食生活」の話は次回にして、駅まで見送りました。


<参考>:博物館や美術館で使用されている薬剤について

http://www.bunchuken.or.jp/wpbunchuken/wpcontent/uploads/2014/08/67_2.pdf ー文化財に使用する防虫剤等の特徴と注意点ーより 

ガス燻蒸は文化財虫害研究所の認定薬剤を使用 ・ヴァイケーン(フッ化スルフリル)・アルプ(酸化プロピレン)・エキヒュームS(酸化エチレン)の3種類。

防虫処理剤として使用されるピレスロイド炭酸製剤や、防カビ処理剤として使用されるヨード系炭酸製剤等は薬剤をミスト状の微粒子として対象に噴霧する

犬も歩けば~思いがけずの桜に

|

連日、延々とタバコや花粉まがいの粒子状物質ほか燻蒸剤類の漏洩・侵入が続いている自宅で、午後には、ニコチンヤニ、トルエンなどの焼けるようなガスに転じると、もう目鼻のどの痛みと頭痛に加えて、肺の激痛で居たたまれずに逃げ出します。

今日は午後3時まで我慢の末に、外に出て、どこに行こうかと御苑に向かいました。

桜はまだ蕾だと思っていたのに、見事な満開の枝垂れ桜に出会えました。 

                                                                     DSCN2402S.jpg

DSCN2399S.jpgDSCN2382S.jpg





犬も歩けば 棒に当たる。   

1  何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ  

2  出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ。 (デジタル大辞泉)

 犬は嗅覚・聴覚が鋭く、猟犬・番犬、探索犬、救助犬、盲導犬として人を助ける。

賛同署名 拡散に感謝

|

厚労省の受動喫煙防止強化対策案に賛同の署名について、

中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会から、心強い賛同支援をいただきました。 全国の支部から各会員がたくさんの署名を集めて送って下さったそうです。 

ありがとうございます。                          

受動喫煙ロゴマーク小.jpg

当会では、動けない会員もがんばってくれました。

職場のタバコで心臓疾患の1級障害者となった会員は20枚も集めて、月末締め切りとの案内にファックスで送ったそうです。他にも、速達で送ったとか、予想外の取り組み報告に感謝しました。

 くまもと禁煙推進フオーラムの高野副理事長に連絡して喜んで頂きました。それでも、まだ、まだ2万筆なので(反対派は6万筆)、まだ署名集めを続けるとのことでした。

当会も、引き続き署名募集を進めますので、今後もよろしくお願いいたします。

署名用紙は、下記サイトからリンクの

「受動喫煙対策:厚生労働省の原案に賛同署名用紙」を印刷して お送り下さい。

http://www.jstc.or.jp/modules/information/index.php?content_id=99


犬も歩けば~出会った夜桜

|

年度末の報告準備に時間が掛かり、連日、在宅していると、眼も鼻も喉も粘膜損傷の痛みと頭痛と、瞬時に激しい咳が続くなど繰り返す。

終日、タバコ紛いか、花粉まがいの粒子状物質が侵入し、夕方にはタバコ燻煙ではないトルエンかニコチンヤニが焼けるような臭気に変化すると、もう極限となって夕食もできずに逃げ出すしかない。外に出て歩く道中、自宅で被った侵入物質が何であったか判ることが多いが、外の方が希薄なので2~3時間の外出でも治まる。

この日は、大通りに出てすぐに排気ガス中のトルエンかと感知した。地下鉄に乗って試すとホームや駅舎内で同じ痛みを被って判ることもある。

DSCN2308S.jpg

四条まで出て、大通りを北へ歩いて市役所の方向に向かうと御池通りで満開の桜に出会った。

ふんわりとピンクのドレスをまとった貴婦人のような姿を見上げると、背景に三日月が輝いていて最高のロケーションも、鮮明に撮れず残念。

翌朝、もう一度、出かけて見ると、青空に早咲きの八重桜が、今、まさに満開中。追われて外に出て出会った幸に感謝しながら眺めた昨夜より、更に華麗な姿に出会えた。          

DSCN2350S.jpg

DSCN2353S.jpg






         

違っていた「 がん」の診断

|

会員からの報告です。

今年初めに、伴侶が「肺がん」と診断され、すぐに手術となったので、自宅に近い病院へ受け入れてもらった。

手術の当日、執刀直前になって、これは良性ではないかとの画像担当技師の一言で中止して、2か月後に再検査の結果を待つことになった。

このほどの検査で「肺がん」ではなく、良性の腫瘍で小さくなっていると診断され、手術しなくてよいことになって、ほっとしたということです。

やっぱり、セカンドオピニオンが必要だと今後について話しました。

総会の日に

|

41日(土)午後1時半から4時半、こどもみらい館にて開催しました。

 有害物質による健康障害の予防啓発のために設立した当会は10年目を迎え、役員の構成と交代など会則変更のほか、事業の変更に関する議案決定のため、総会を計画しました。

「この10年で高齢者とこどもたちに発現・急増している健康障害の実態」を知る当事者が、更に全国の地域に眼を向けて、市民レベルで究明するべきと考え、「次世代につなぐ体制」として「役員の構成と運営体制」を諮る議案です。

先に、次年度計画の議案書を送付して、総会に出席できなければ書面で意見書を提出することとしました。しかし、例年どおり、役員に一任の回答により決定しました。 

当日は、これまで発表してきた活動記録をパワーポイントで確認し、化学物質による健康被害と障害の問題について理解を深めました。

そして、化学物質による健康被害を予防するために、社会の認識を変える啓発活動を下記のように引き継ぎました。

「住宅・学校・職場は安全か」

▶こどもたちと高齢者に起きている健康障害の実態と向き合い、有害物質による体内汚染・脳汚染の危険性を伝えること。 

▶化学物質に過敏を訴えていた当初から入会の会員の複数が、がん罹患者であったことが解ったのは数年後であり、その後も増えていることから、この問題の要因と対策を考える活動方針を継続すること。

「目的・理念と事業の再確認」

設立趣旨の原点である「有害物質による健康障害の実態調査と予防啓発」に専念し支援と対策に臨む過程で健康被害の因果関係が確認できる場合のみ証言として記録する。

京都カナリヤ会

京都カナリヤ会のWebサイト

月別 アーカイブ