「空気のバリア」にも「合理的配慮」を

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京都府に次いで、京都市の担当部署に伺いました。

市役所前に通じる御池通りで2本の桜に花が咲いていました。

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市役所は建物1階で工事中でした。

昨年4月に施行された「障害者差別解消法」と  「合理的配慮」について、 京都市の広報では下記のように案内されています。

 「障害者差別解消法」は,障害のある人が障害のない人と同じようにサービスの提供などを受けることができるよう,行政や民間事業者が障害を理に「不当な差別的取扱い」をしないこと,そして,「社会的障壁」(バリア)を取り除くために「合理的配慮」を行うことを定めています。               

御池桜.jpg障害のある人が受ける様々な制限は,その人の障害だけが原因ではなく,社会の側にバリアがあるからです。私たち一人ひとりは,それぞれの立場から,どのように行動すればよいでしょうか。             障害のある人もない人も,すべての人が違いを認め合い,つながりを持ち,支えあうまちづくりを進めていきましょう。

この法律によれば、外部から見えない内部障害(重症の呼吸器障害など)も、障害者手帳の有無を問わず対象となっています。

そこで、当会は化学物質による健康被害の予防啓発と空気汚染による健康障害で苦しむ人の支援活動を始めて10年の経過から、この対象範囲についてお伺いしました。                                                 タバコ煙や殺虫・殺菌剤、芳香剤、揮発溶剤など、近隣から日常的に飛散・流入する燻煙・揮発剤の空気汚染によって生じる呼吸器ほか健康被害により障害に至っている事実と、リスクコミュニケーションも通じず、更に追い打ちなど空気弱者への虐待とも云える見えない被害も起きている実態をお伝えしました。

安息の場である居住宅で、タバコ煙ほか苦痛の空気汚染を被り続けてきた発症者は、外出しても「空気のバリア」から逃れられず、見えない被害は救済されることなく、まさに、「合理的配慮」を切実に求めています。

空気汚染により重症に至った呼吸器障害も内部障害に該当するのではないか、   また、差別とはどのような行為かと伺いました。

更に、「障害者差別解消法」における「差別」は、「言葉による差別」のほかに「行為による差別」も含まれていると解して、「呼吸器障害者への空気汚染行為」が、差別に該当するでしょうかと問いました。

市の担当課は事務事業であり、現在の案内で答えられることは、障害者として差別を受けたという申告は、「障害者をことばで差別した」または「拒否した」ことを対象としているということでした。                                      この件に関しては、府に専門の相談窓口ができたので、そちらの方が詳しいと教えて戴きました。

文書で依頼して予約の上、伺うところ、突然の訪問にも快く丁寧に応接して下さった職員の方々に感謝しながら、この法と共に「合理的配慮」の理解と啓発を期待し、業者や住民組織など市民全体に知らせていただきたいと願いました。

参考:京都市 障害を理由とする差別の解消の推進http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000192671.html

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