多剤処方と副作用多い薬に注意

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昨年、複数の会員から血圧降下剤ほか複数の医療機関で多剤処方の薬を長く飲み続けていて、時々、クラクラするが問題はないのかとの照会がありました。       また、洗剤などに過敏で調子が悪いという人との面談で、飲んでいる薬を尋ねると、うつの治療薬など数種類の薬を処方され10数年も飲んでいると聴いたことがあります。当会は、薬剤も体内に取り込む化学物質として注視しており、多剤併用を考慮すべき薬物のリスト一覧表をお知らせしますと応答していましたが、主治医と薬剤師に相談することが第一の防衛策です。下記のサイトもご覧いただいて、不必要な薬を減らして健康を守れば医療費も減らせます。 

東京大病院が高齢の入院患者を対象にした調査で、

投薬数.jpg6種類以上服用すると副作用が生じる確率が10%を超えることが判明=グラフ(1)。厚生労働省の調べによると、75歳以上の4分の1が調剤薬局1カ所当たり7種類以上を処方されていた=グラフ(2)。から
「なぜ、多くの薬が処方されるのか」を考えましょう。

病気がちで受診する人ほど、多剤処方の可能性は高まります。           

薬副作用.jpg

多剤を服用すると副作用のリスクが高まるほか、国の医療費も膨れます。高齢化により、患者の3~5割が、5種類以上の薬を処方されているようです。内科や整形外科、眼科など、さまざまな診療科を受診した時に、各医師に「眠れない」と訴えると、睡眠薬が重複することも考えられます。多剤併用による副作用は、ふらつきや転倒、物忘れ、意識障害、食欲低下、便秘、排尿障害などがある。睡眠薬には筋肉の動きを弱める作用があり、多用すれば、ふらつき、転倒の恐れがあるそうです。

NHK 高齢者と薬「控えたい薬」より引用(下表は201542日 東京新聞より)      

危険クスリ一覧S.jpghttps://www.nhk.or.jp/kenko/atc_417.html  高齢者では様々な薬の副作用で認知症に似た症状が起こりやすくなります。主なものは、ベンゾジアゼピン系睡眠薬・抗不安薬、三環系抗うつ薬、パーキンソン病の薬の一部、排尿障害の薬オキシブチニン、アレルギー薬などで使われるヒスタミンH1受容体拮抗[きっこう]薬(第一世代)、胃薬などで使われるヒスタミンH2受容体拮抗薬です。    認知症が疑われた場合、これらの薬の副作用ではないかを確認する必要があります。これらの薬は認知症の発症リスク自体も高めるとみられています。自己判断で中止しないこと。   ◆ベンゾジアゼピン系睡眠薬、三環系抗うつ薬、認知症に似た症状が心配される薬、抗血栓薬 「血液をサラサラにする薬」は、脳梗塞や心筋梗塞の予防薬ですが、高齢者では特に注意が必要。

◆厚労省は四月、薬の処方の適正化に向けた検討会を設置。一八年度末をめどに指針を策定し、医師と薬剤師らが情報共有できる仕組みづくりなどを目指す。と公表されています。

<参考>                                    http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20150401_01_01.pdf   『高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015』(日本老年医学会などが作成)

特に慎重な投与を要する薬物のリスト 開始を考慮するべき薬物のリストほか   ガイドラインには、特に慎重な投与を要する29種類の薬の名前が示されており、不眠症・うつ病、認知症、呼吸器疾患、循環器疾患、高血圧、糖尿病などの病気ごとに、どの薬がどう問題なのかが詳しく示されています。

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/medical/article/361222/            薬の飲み過ぎご用心 ふらつき、転倒...副作用相次ぐ                  病院ごとに重複処方も 薬剤師ら警鐘「お薬手帳は1冊に」             201709251540分 西日本新聞https://www.asahi.com/articles/ASK9Q7S1HK9QUBQU035.html       多すぎる薬、どう管理? 20179230600分 朝日新聞

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000162475.pdf高齢者の安全な薬物療法ガイドライン          東京大学大学院医学系研究科 老年病学 秋下 雅弘https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_417.html                  高齢者と薬「控えたい薬」 解説  秋下 雅弘  2016426日 NHK

http://www.kyotokanariya.com/katsudou-houkoku/bulletin-015-2015summer.pdf  会報15号 31P 10.1.                        高齢者は使用中止を 副作用多い薬50種公表

不適切な画像検査‐被曝リスクと誤診

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昨年、「肺がん」と診断され直ぐに手術をすすめられた会員の家族が、別の病院を受診して手術をする直前に、画像診断医が「良性」ではないかと執刀医に伝えて、急遽に手術を中止した連絡がありました。(2/21ブログ掲載)  

その後、2か月ごとの検査で腫瘍は小さくなり、異常なく経過していると聴いています。逆に、受診して「がん」と診断されず、手遅れとなって死に至った事故を伝える記事もあり、画像診断の信憑性が揺らぎます。  

検査説明ガイドS.jpg

病院に行くことも困難な空気質弱者は、余程の痛みでなければ受診することはないのですが、最近の医療では、「がん」でなくても受診すると画像診断が先になります。            確定診断に必要な検査であると納得しながらも放射線の不安は過ります。

被曝リスクと共に、不適切な画像検査も発生している医療

の実態を伝える記事が出ていましたのでお知らせします。

<参考記事> 各紙記事より抜粋転載

▶がん誤診で7千万円賠償、岐阜 中津川の市民病院               2017112 21:56 共同通信                              岐阜県の中津川市は市民病院で、がんだった50代男性の診断を誤り死亡させたとして、遺族に約7千万円の賠償金を支払うと発表した。がんの診断が遅れた女性(75)に308万円支払うことも明らかにした。病院側は2件について「誤った診療で発見を遅らせてしまった」として過失を認めた。http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/165529

X線、無資格者が操作か=900人疫学調査で-国立研究所         2018117日 時事通信                        https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011701039&g=soc

国立健康・栄養研  無資格でX線照射 延べ3000回               2018117日 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20180118/k00/00m/040/055000c

不適切な画像検査 撮影増は病院利益 被ばくリスク考慮を          201817日 毎日新聞                                   インターネットの普及で医療情報が入手しやすくなったが、患者は何を信じていいか分かりづらくなっている。海外では、医学的根拠を基に価値が低いとみられる検査や治療をリストに挙げて、過剰な医療行為を見直す動きがある。「不適切な検査や薬は何か」。                                               https://mainichi.jp/articles/20180107/k00/00e/040/170000c

不適切な画像検査 2種類「頻繁」 認定病院の半数で             201817日 毎日新聞                                  日本医学放射線学会が、「医学的根拠がない」などとして推奨していない画像検査のうち、早期乳がん患者に関する検査など2種類が、認定病院の半数で頻繁に行われていたとする調査結果を公表した。不適切な画像検査の実態が明らかになったのは初めて。                                            調査の結果、認定病院の半数で「非常に頻繁」もしくは「頻繁」に実施されていたのは、遠隔転移を調べるため早期乳がん患者に行う手術前の胸部CT検査(54%)と重い病気が原因とみられない頭痛を訴える成人への頭部CT・MRI検査(50%)の2種類。遠隔転移を調べるため早期乳がん患者に行う手術前の腹部画像検査(43%)が続いた。https://mainichi.jp/articles/20180107/k00/00m/040/103000c

阪神淡路大震災から23年目に

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地震が起きた日も冷え込む朝でした。多数の人が寝床で激震に襲われた恐怖の記憶です。その10年後から、筆者は室内への空気汚染に追われて難民暮らしの中で避難所には防空壕のような地下室が必要と、201110月のラジオ講座で中国の地下室住居を語って下さった松永光平氏(環境学博士)のことばを実感として体験しています。そして、地震にも風水害も、空気汚染にも身を守れる住宅の安全性が先決であると国の対策を切望しています。                              日本列島は岩盤の上にあり、いつどこで大地震に遭うかも知れないとの危機感を抱いていますが、「地震は忘れた頃に来る」という寺田寅彦のことばのとおりです。     災害直後には詳細な調査や災害予防策が進められるが、そのうち何事もなかったように忘れ去られる。「日本国民のこれら災害に関する科学知識の水準をずっと高めることが出来れば、その時にはじめて天災の予防が可能になるであろう」という警告の書と震災の特集記事をご案内します。

 阪神淡路大震災は、1995年1月17日 午前5時46分に発生した マグニチュード7・3の直下型地震で、震源地は兵庫県・淡路島北部と確認されました。             戦後初の大都市直下型地震は、関連死を含め6434人の命を奪い、ライフライン、道路・鉄道など住まいや仕事や暮らしの土台を崩壊させました。戦後に発生した地震では、1946年(昭和21年)の南海地震や1948年(昭和23年)の福井地震を大きく上回り、当時の地震災害としては戦後最大規模の被害を出した大災害です。

<大災害となった要因>                                    阪神・淡路大震災は、多くの建物が倒壊し、住宅が密集する長田区では大規模な火災が起きたこと。亡くなった方の8割は、倒壊した建物の下敷きになったことが原因。そして、倒壊した建物の多くは、現在の耐震規定を満たしていない既存不適格建物であった。

<参考>                   https://www.asahi.com/articles/ASL1H7KZTL1HPIHB02Q.html?ref=yahoo  阪神大震災から23年 「経験や教訓、次世代に継承を」              2018117日 朝日新聞                      https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/   阪神・淡路大震災から23年  神戸新聞の特集サイトhttps://weathernews.jp/s/topics/201801/140085/yn.html         心配な建物が4分の1も?阪神淡路大震災から学ぶ           2018/01/15  ウェザーニュース                   https://www.kobenp.co.jp/news/bousai/201801/0010900542.shtml    2018/1/16 11:00神戸新聞NEXT                              身を守る行動学ぶシェイクアウト訓練 17日神戸 

『地震雑感/津浪と人間』 寺田寅彦 随筆選集 (2011/7中公文庫)

『騙されやすい日本人』 宮脇 磊介 著 (2003/2 新潮文庫

化学物質への暴露を考え直す時

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「化学物質への暴露を考え直す時が来た"安全レベル"は害をもたらす」という   化学物質問題研究会から届けて下さった海外の記事を紹介します。

当会も発症と要因の解明には化学物質のテストと規制の方法を改めることを願ってきましたが、その通りです。

http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/化学物質問題市民研究会

◆ 世界の研究報告紹介/カナダ ◆海外環境情報

「化学物質への暴露を考え直す時が来た"安全レベル"は害をもたらすことを研究が示す」ブライアン・ビエンコウスキー(EHN

訳:安間 武(化学物質問題市民研究会) 掲載日:2018113日        このページへのリンクhttp://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/research/research_master.html

EHN 20171220日のブライアン・ビエンコウスキーの記事を「化学物質への暴露を考え直す時が来た "安全レベル"は害をもたらすことを研究が示す」として紹介しました。

 サイモンフレーザー大学(カナダ)のブルース・ランパールが最近 PLOS Biology 誌に発表したレビュー記事の中で、ラドン、鉛、微小粒子状物質、アスベスト、タバコ、ベンゼンなど最も広範に研究されている有害化学物質や汚染物質のいくつかに関する一連の研究で科学者らは、疾病の発症又は死に関連する有害化学物質の量は、暴露の最少量において比例的に増大することを発見したとしています。

これはこれらの化学物質には明確な安全レベル又は閾値が存在しないことを意味し、健康専門家や研究者らが、汚染暴露が多ければそれだけ結果は悪くなるという憶説("毒は用量次第/パラケルススの法則")をもっと疑うよう望むと述べ、次の様なたとえ話でわかりやすく説明しています。

 "40年間、1日に3箱のタバコを吸うことは、時々被る少しばかりの二次喫煙に比べると肺には明らかに悪い。しかし重要な点は、副流煙に暴露させられる非喫煙者にとって、そのリスクは極めて大きいということである"

環境健康の専門家は、環境中のいたるところに存在するほとんどの有害化学物質は低用量で人々を害するが、化学物質のテストと規制の方法を改めることで命を救うことができると言う。

情報源:Environmental Health News, December 20, 2017

It's time to rethink chemical exposures - "safe"levels are doing damage: Study

複合粒子マイクロカプセルの侵襲性

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NPOVOC研究会から、マイクロカプセルに使用されるイソシアネートの飛散・拡散の実態調査と健康被害発生についての報告書を年末に届けて下さっていました。当会会員の声と併せてお知らせします。             

  「侵襲」とは     「栄養・生化学辞典」の解説より      

 (1) 疾病や発作が始まること.(2) 微生物が体内に侵入すること

マイクロカプセル本S.jpg   (3) 生体に傷害を与えること.
           

  マイクロカプセルの侵襲性(人体への負荷)について

昨年の夏、こどもが農薬で調子が悪くなるという会員から、自宅のベランダに飛散する粒子状の薬剤と、散布中の写真でSOSを受けて、初めてカプセル散布を知りました。 (8/7ブログ掲載)  このほか、「臭いはないのに目や鼻、喉が痛くて咳き込む空気が自宅に入ってくるのは消臭剤か」と他の会員からも電話があり、ティッシュペーパーも痛いという連絡も受けていました。                  偶々、マイクロカプセル研究のお知らせを戴き、8月のブログに掲載しました。

マイクロカプセルは、粒子状の微小な容器であり、薬剤など材剤を内包して必要なときだけカプセルを破壊して内包物質を放出する仕組みを調べました。         参考 : http://capsule.eng.niigata-u.ac.jp/  新潟大学工学部 複合微粒子研究室    「マイクロカプセルとは?」-構造と働き- ほか、調製方法の文献より

マイクロカプセルは、大きさ(直径)が数μmから数千μm(1μm=1000分の1mm)の 範囲にある微小容器の総称である。タバコ煙‐粒子の直径は0.5㎛~以下)      マイクロカプセルは中身とその容器とから構成されている。                内包する材剤は、薬剤、食品、殺虫剤,香料,染料、顔料、接着剤、農薬、殺菌剤、防錆剤、虫忌避剤、反応触媒等のいろいろな物質を固体,液体,あるいは気体の状態でマイクロカプセルの中に閉じ込めることができる。その容器であるカプセルの皮膜物質は、「ゼラチン」「エチルセルロース」「ポリビニルアルコール」「アルギン酸」「尿素樹脂」「メラミン樹脂」「ウレタン樹脂」「ポリウレア樹脂」のほか、「無機質マイクロカプセル」まで開発され、製品化するものに応じて使用していることが解りました。

 しかし、「マイクロカプセルの人体への負荷」については、記事が見当たらない中で、交流団体のVOC研究会が実態を測定した結果と人体への影響について、戴いた報告書を読んで理解できました。

カプセルの皮膜に使用される「ウレタン樹脂」「ポリウレア樹脂」は、イソシアネートの化合物を使用していることから、眼や呼吸器が標的となり、中枢神経系、関節、皮膚に至るまでの健康被害を引き起こす内包物との複合毒性が紹介されています。   

イソシアネート・ポリウレタンの膜で包んだ香料、プリンタインク、殺虫剤、除草剤、殺菌剤など イソシアネート・シクロデキストリンの消臭剤や薬品、農薬など

内包剤と共に複合の化学物質となって身の回りに飛散するマイクロカプセルの人体への負荷は計り知れないことが、とてもよく解りましたのでご案内します。

VOC研究会の実態調査の報告書は、下記のサイトで閲覧できます。

http://www.npovoc.org/ NPOVOC研究会 ◎活動報告ニュース23

在宅すれば一日10時間以上の副流煙を被ってきた筆者も、3年前余り前からタバコに替わる室内への空気汚染に変化があり、一昨年5月頃から眼、鼻、喉に異物感に始まる不明の粒子状物質が加わると、これまでにない鼻、喉、咽頭痛、肺痛、咳など呼吸器の炎症痛、眼瞼のただれと眼球に傷がつく結膜炎、痛い、見えにくいで受診すると視野障害の診断でした。就床後はタバコ燻しで咳続けて腰痛5カ月目に受診すると腰椎圧迫骨折、その後、膝や足首の関節損傷も起きて診断されました。   

直近の年末年始も、移動滞在先で、タバコの合間に目鼻喉に異物感と共に始まる激しい眼の奥からの痛みと鼻、喉、咽頭の炎症と粘膜損傷痛、肺痛を被り咳が続きました。京都に戻っても同じ粒子状物質を被る中、タバコ煙の粒子は眼に異物感はないので、PM2.5よりも大きな粒子だと考え文献検索で調べました。

タバコ紛いのガソリン不完全燃焼ガスが入り始めた時は、PM10の粒子かと察していました。そして、殺菌剤など塩素剤、燻蒸剤の揮蒸散かと感知していた眼を突く肺に刺す痛みの粒子状物質は、マイクロカプセルで室内に侵入していると気が付きました。隣接4方は居住生活音がないので洗剤、柔軟剤などの臭気はなく無臭の粒子です。イソシアネートは、3年半前に居住する建物の塗装工事が4か月も続いた際に、室内で簡易測定により検出されています。

"加熱式タバコ"水銀注入事件は身近に

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私たちが常に懸念してきた見えない有害物質による事件が起きました。

今回の水銀による中毒症状は、被害者が知人から手渡された加熱式タバコを10本余り吸ったあと、頭痛や、ろれつが回らなくなるなど異常な症状を引き起こして病院に運ばれ、血液や尿から基準値以上の水銀が検出されて原因が判明しています。  そして、被害届により、警察が血液検査と残りのタバコを調べた結果、致死量に達する濃度であったことから発生源が特定され被害が解明されています。

凶器となる加熱タバコ仕掛け

恐るべきは、誰でも入手できる毒物・薬物が、空気や水への仕掛けだけではなく、これらを直接に吸飲させるなど、他者を排除するための凶器となる見えない暴力が身近に存在することです。煙や臭いが少ないとされる「加熱式タバコ」は、電池で加熱する専用の器具にタバコ屑とニコチン、トルエンほか薬物を混入して蒸気を吸う喫煙具であり、これだけでも有害です。水銀入りタバコの喫煙中には受動喫煙も発生して周囲の人が水銀を吸い込む二次被害も起きることを知るべきです。

体温計に使われている金属水銀は、液体の金属では唯一、常温で容易に気化します。気化した蒸気を吸い込むと気管支炎や肺炎を起こすことがあると解説されていますが、体調不良を起こしても気付かず、受診しても不明とされることが殆どでしょう。

水銀は、体温計のほか、血圧計、朱肉、マーキュロクロム液(赤チン)を含む医薬品や歯科用水銀アマルガムなど水銀含有駆除剤及び殺生物剤など私たちの身の回りにも存在しています。                                   

当会では、症状が出ても発生源が特定できずに、日常的に曝され障害に至ることが多数と捉えて、会報でも再々掲載してきました。タバコほか揮発・燻煙・蒸散剤など室内への空気汚染を長期に亘り被ってきた筆者も、激しい頭痛、手指が痺れる、ろれつが回らなくなる、口の中に唾液が溜まるなどの症状が発現して、硫酸ニコチンかと逃げ出すことを繰り返してきましたが、水銀でもあると再考しています。

水銀中毒の症状と受診先ほか、下記をご覧下さい。

<参考>

水銀中毒 症状の現れ方 検査と診断 治療の方法https://medical.yahoo.co.jp/katei/260525000/

2018/110 1228 NHKニュース                          殺害するつもりでたばこに水銀を注入したことを認めたという               加熱式たばこに水銀" 殺人未遂容疑で男を逮捕 滋賀https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180110/k10011283501000.html

体温計の水銀毒性https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E9%8A%80#%E6%AF%92%E6%80%A7体温計に使われている水銀は金属水銀なので安全だと言われているが、金属水銀は、室温で水銀蒸気として飽和した空気中には、毒性を発揮する程度の数倍の量が含まれる。高温になると、危険性はさらに増大する。気化した場合には肺から吸収されやすく、体内に吸収された場合にはヘモグロビンや血清アルブミンと結合し毒性を示す。

会誌への意見・投稿は15日までに

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会誌2号は、被曝と症状の発現について日々の記録をもとに、原因と化学物質傷害から障害への対策を考え、毒性学と栄養学から学んで予防を進める内容をテーマとしています。日常生活の中で起きている困りごとや、改善した方法などお知らせ下さい。 お待ちしています。

七草がゆで無病息災

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新年の三が日は、太平洋側では快晴に恵まれましたが、寒い日が続いています。 良いお正月を過ごせましたでしょうか。

松の内も終盤の七日正月は「人日の節句」に当たり、この日の朝食は一年の無病息災を願って、粥(かゆ)に春の七草を入れて食べる習慣があります。           そして、17日は「昭和が終わった日」であることも、今年は特に感じ入る「人日の節句」となりました。 

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人日の節句とは、中国から伝わってきた五節句(七草の節句、桃の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句)のひとつです。人日とは "人の日"という意味で、中国の前漢の時代に、元日は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人の日としてそれぞれの占いをたて、8日に穀を占って新年の運勢をみていたことに由来しているそうです。

さらに唐の時代には、人日の日に「七種菜羹」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、無病息災を願うようになったとのことで、羹は(あつもの)汁という意味です。  七草粥の習慣は、正月に疲れた胃腸をいたわり、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給をする効用もあり、新年の無病息災を願って定着したとされていますが、理にかなった慣わしだと思います。            

<参考>                                             五節句とは :: 京文化通信http://www.kyobunka.jp/gosekku_about.html                       「息災」の意味                                        「息」はとどめる意、「災」を「とどめる」ということ。(広辞苑)               「息」が「とどめる」を意味するのは、「休息」や「息をつく」という語があるように、   「静かに息づく」意味から転じたものである。(語源由来辞典)  


             

新たな年に願いを込めて

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あけましておめでとうございます。                               本年も、どうぞよろしくお願いいたします。                                                       新たな年号への準備が始まる年に、次の世代の健康と平和が守られることを切望します。                                                                                             戦争のない平和を成就した「平成」の30年は、火山の噴火に始まり、3度の大震災など大災害が発生して、多数の犠牲者が出る甚大な被害が起きました。              政変や経済変動もありましたが、自然災害の活性期の始まりのような地震を含む大災害が多発するなか、6年前の東日本大震災では大津波と原発事故が同時に発生し、人災、自然災害による未曽有の大災害を引き起こしました。                   人々は、自然の猛威と原発事故に驚愕し、いかなる科学技術も制御不可能な惨禍に安全神話が崩壊しました。私たちはこの教訓を記憶に留めるだけでなく、原発震災の危険性を次世代に伝えていかなくてはならないと深く思います。           昨年も台風、集中豪雨による河川氾濫から浸水、土砂災害が発生し、大きな被害が起きました。年末年始も被災された方々の困難な暮らしは如何ばかりかとご無事を祈るばかりです。                                             人災では、交通事故、化学工場の爆発や大火災、悲惨ないじめ、過労死、虐待・暴力による弱者排除などで尊い命が奪われ、空気汚染や薬剤使用という見えない凶器による事件も多発しました。人が健康や命を奪われても証拠がなければ原因を解明されることもなく藪の中となる理不尽な見えない暴力による被害も起きています

嘘・偽装・隠蔽、排除が罷り通れば、組織・集合体、共同体の規範も揺らぎ、ヒトの秩序が崩壊する社会で、私たちはどのように生きれば良いのでしょう。

当会は今年3月に設立から満10年を迎えます。微力ながらも趣旨を貫き、身に迫る体験と空気汚染の受難に苦しむ会員の生活環境と空気質の観察を通して感知した「見えない有害物質」を捉えてきました。この実態は科学的思考により疑うことから発見する事実として、市民の視点で危害を伝える啓発活動を進めて参ります。

今後も一層のご支援をお願いいたします。

薬より先に毎日の食べ物で免疫力を

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有害物質に曝されて苦痛の症状に耐え難い時、先ずは、その場から離れることが一番ですが、居住の場で起きる受難は繰り返しとなり,次第に体力も免疫力も低下します。 受診したとしても投薬で回復することは難しく、食事の工夫で少しでも体力を維持することが肝心かとご参考までにお知らせします。

旬の野菜、果物、しょうが、玉ねぎ、にんにく、レンコン、ニラ、ネギ、味噌、納豆、キムチほか発酵食品と豆腐、魚、少量の肉などで塩分、砂糖を控えた煮物を主に、海藻類と小魚、ナッツ類、小豆餡、チョコレート、紅茶、抹茶、そば茶、あまざけ等の間食を組み合わせた抗酸化食品の食事です。抗酸化物質は野菜、果物、穀物、卵、肉、マメ、木の実などの食品に多量に含まれています。

年末は特に一年の疲れも回復できるように鍋物や根菜類を美味しく調理した食事で体を温めて免疫力を高め、健やかなお正月をお迎え下さい。

<参考>http://www.shokusan.or.jp/association/project/function/H20report3.pdf   「食品素材・成分の抗酸化性」 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構

https://ja.wikipedia.org/wiki/  抗酸化物質  食品中の抗酸化物質

<食材、食事の一例>

   ブロッコリー、カボチャ、青菜、山芋、生玉ねぎスライスに果物など

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          逃げ出す時も玄米に梅干の弁当とイチジクなどDSCN9339S.jpg
無農薬の抹茶と砂糖控えめの和菓子      喉が痛くて全身疲労にチョコレート
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有機カカオに控えめの有機砂糖を使用したカカオ70%のチョコと
アーモンド    

疲れた時は「米と麹だけ」で作られたあまざけに
生姜を入れて温めて飲むと暫し治まります。                                  
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使用されている添加物に注意を                      
                






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